ホームページを作っているとページが増えてきます。
ページ数が多いと、変更(例えばタイトル)があったときにすべてのファイルを変更しなければなりません。
PHPでは、共通部分のコードを外部ファイルにし、それを読み込むことでページを構成することができます。
そのため、共通部分のファイルのみを変更すれば良いので効率的に作業が進められます。
ここでは「header.php」「main.php」「footer.php」ファイルを作り、表示する方法を書いています。
目次
index.php を分割する
まず下記を index.php として保存します。(保存場所は「test」フォルダにしています)
<!--ヘッダー-->
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title></title>
</head>
<body>
<!--ヘッダー 終わり-->
<!--メイン-->
<?php
print "文字列を表示する";
?>
<p>Pタグ(段落)で表示しています。</p>
<?php
print "PHPは何個でも記述できます。";
?>
<!--メイン 終わり-->
<!--フッター-->
</body>
</html>
<!--フッター 終わり-->
header.php を作成する
<!–ヘッダー–>から<!–ヘッダー 終わり–>の中を切り取り、header.php で保存。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title></title>
</head>
<body>
main.php を作成する
<!–メイン–>から<!–メイン 終わり–>の中を切り取り、main.php で保存。
<?php
print "文字列を表示する";
?>
<p>Pタグ(段落)で表示しています。</p>
<?php
print "PHPは何個でも記述できます。";
?>
footer.php を作成する
<!–フッター–>から<!–フッター 終わり–>の中を切り取り、footer.php で保存。
</body>
</html>
ここまで終えると、index.php はこうなります。
<!--ヘッダー-->
<!--ヘッダー 終わり-->
<!--メイン-->
<!--メイン 終わり-->
<!--フッター-->
<!--フッター 終わり-->
includeでファイルを読み込む
[short_color title=”include” class=”info”]指定されたファイルを読み込み、評価します。
引用:https://www.php.net/manual/ja/function.include.php [/short_color]
<?php
include('ファイル名');
?>
index.php に記述します。
<!--ヘッダー-->
<?php
include('header.php');
?>
<!--ヘッダー 終わり-->
<!--メイン-->
<?php
include('main.php');
?>
<!--メイン 終わり-->
<!--フッター-->
<?php
include('footer.php');
?>
<!--フッター 終わり-->
http://localhost/test/ にアクセスして確認。
このように表示されればOKです。

include の他にも「require」があり、こちらはファイルが無かったりコードに間違いがある場合は、エラーを出して読み込みを停止します。
環境に応じて使い分けてください。